6.おべんとう 2.75
「ねーニア!知ってた?最近シモン、だれかにお弁当つくってあげてるんだって!」
「はい、知っています。同じお部屋の、カミナさんに頼まれているそうです」
「あんた、なんでそんなに詳しいのよ」
「シモンにつけている、わたくし専属のSPから報告がありました」
「・・・・・・なんでそんなもんがシモンについてるの」
「シモンに何かあったら嫌ですもの」
「(やっぱ恐いわーこの子・・・・・・)」
「でも、お仕事の一環だそうですよ?きちんと代価を払ってもらっていましたから」
「バイト代わりかー。あーでもいいなあ、あたしもシモンのお弁当食べたーい。いっつも美味しそうなんだもん」「それは私も同感です」
「ロシウは知ってた?シモンがカミナにお弁当作ってたって」
「あ、はい、知ってました」
「なんだ知ってたんだ」
「僕は、味見係ですから」
「そうなの?!」
「シモンさんの、できたてのおかずを毎日食べさせてもらってます」
「(・・・・・・なんでちょっと誇らしげなのよ)」
「ロシウー」
「ああ、シモンさん、今日はどうでしたか?」
「ばっちり!昨日誉めてくれてた肉巻き、大好評で」
「それは良かったですね」
「また新しいの作るときは、味見頼むね」
「はい、喜んで・・・・・・ってニアさん!なんでそんな近くに立ってるんですか!?」
「ロシウ?(にっこり)そんなに味見がお上手なら、私のクラブの方にも顔を出して下さればいいのに」
「ニアさんのクラブって、あの」
「料理研究会はいつでも味見係を募集してますのよ」
「ええと、確か部員は・・・・・・」
「私ひとりですけれど、なにか?」
「いや、その、僕は、ちょっと」
「何なら、今日からでもお願いしますわ」
「えーと、あの、ヨーコさんとかは・・・・・・・(いない!)」
「ね?ロシウ」
「・・・・・・・・・はい・・・・・・」
ニアの料理の破壊力は、シモン以外はみんな知ってます。
ロシウはちょっとでも調子にのると可哀想な目にあうんだね!
期間限定グレンラガンのカミシモ(シモン総受が信条)テキスト垂れ流しブログです。
鉄は熱い内に打て!
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