「さいきん、おれのうちにいろいろ持ってきてたのは、お前か?」
やさしいしゃべり方は、あまりしたことがありません。でもカミナくんはできるだけしずかに、やわらかく話すようどりょくしました。まったく今のシモンくんは、ちょっとでもしげきすると逃げ出してしまう小さな動物のようです。
まよなか、です。
なにかごそごそというけはいを感じて、カミナくんはぼんやりと目をさましました。おへやはまっくらで、なにも見えません。それでもなにかが動くようなけはいがして、ねぼけた目をこらしてへやを見わたします。
※またまた子カミナ子シモンです。(カミナ10~11歳、シモン7~8歳、くらい)
※またまた読みにくいひらがな仕様です。もうタイトルもオリジナルですが・・・
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「どけどけー!おれはグレン団のおにたいちょう!カミナさまだー!」
ここは地下のふかくにある村、ジーハ村。今日も元気な声がひびいています。
カミナくんは青いかみのけ、赤い目をした男の子です。いたずらが大の大すきで、いつも村長さんにおこられてばかり。
きょうこそは、シモンに会おう。
カミナくんは朝から思っていました。会って、たくさんあやまらなければいけないことがあるからです。せっかくのふたりのひみつきちを、ほかの子に知られたこと。いっしょにいたさいしょの日、自分だけあそんでしまったこと。自分のしたことを思いだすとつらいけれど、ここであやまらなければ男がすたります。
穴ほりの仕事は昼にいちどお休みがありますから、シモンくんにはその時に会いに行くことにしました。でも、めずらしくはやく起きてしまったので、お昼までまだ時間があります。おうちにいるのも何だかおちつきません。おふとんを出たカミナくんの足は、しぜんとひみつきちの方へ向かっていました。
つぎの日。
カミナくんはいきようようと、きのうおそわったひみつきちへ急ぎます。
きょうはまだシモンくんに会っていませんが、きっとそこにいるはずだと思っていました。なんといってもあのばしょは、ふたりのひみつきちなんですから。
ふたりの、きち。ほかのこぶんと集まるひみつのばしょはいくつかありますが、それはブタモグラ農場のすみとか、そうこのタルのかげとか、大したばしょではありません。こんな本かくてきなきちははじめてです。それに、ふたりだけ、というのが気に入っていました。何人もが知っているひみつより、大事なひみつに思えます。
注
※公式サイト「施線幻視行」第五回の絵本ネタを元にしておりますが、公式、本編とはなんの関わりもない駄文です。また、公式サイトとこのサイトを同時にひらいたりはしないでください。
※子カミナ(11歳前後)子シモン(8歳前後)の設定で。(大きいカミナと大きいシモンで読むとそれはそれで笑えます←自分で言うな)
※絵本どころか、長めな上に、ひらがなの多い読みにくい仕様の文になっております。すみません。
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「なんか、おもしろいことねーかなあ」
カミナくんは、じめんの下にすんでいる男の子。お空のような青いかみとお日さまみたいな赤い目をした元気な子です。曲がったことが大きらいで、せいぎかんもつよいけれど、こまったことにいたずらが大の大すき。
きょうもカミナくんは、おもしろいいたずらをかんがえながら、村をあるきまわっていました。カミナくんがすんでいるのは、お日さまのないじめんの下(ちか、といいます)のジーハ村。みんなで穴をほってくらしています。
赤い、荒野を歩いている。
太陽がいつも赤く照らしているから。ここの太陽はいつも赤いんだ。足下の土が熱い。
初めて地上に出てきたときは、それすら嬉しくて、むやみに歩いたり走ったりした。熱い地面と、熱い太陽と、まぶしい光。
赤い、赤い砂。赤い太陽。
お題・5つの症状より
2.目眩
「おいおい、頼むからここで寝るんじゃねえぞ」
そう言ったのに、腕の中の弟分はどんどん温かくなっていく。眠くて体温あがる、子供か、こいつは。
「水辺のそばで寝たら風邪ひくっつってんだよ・・・・・・シモン」
お題:「5つの症状」より
1.耳鳴り
今日もまた耳鳴り。
夕食を食べ終わって、リーロンが熱いお茶を入れてくれている。その間に、ほら、また始まった。
今日も原因はたいしたことはない、またアニキがデカ乳だのデカ尻だのとヨーコに言って(大きいことは良いことだと思うんだけど)ヨーコはヨーコで、アニキが狩り下手だとかこの間まで銃も知らない田舎者、とか言って。そんな不毛な言い合いが、どうしてあんなに続くのかな。俺はそもそもヨーコどころか、人とあんなに話を続けたことなんかない。
キィ・・・・・ン
金属音みたいな。遠くで何かが鳴らされているような。耳の奥から音がする。
期間限定グレンラガンのカミシモ(シモン総受が信条)テキスト垂れ流しブログです。
鉄は熱い内に打て!
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